93歳、ばあちゃんの驚愕の昔話(家電)
ところで、家電のない生活ってあり得ないですよね。
冷蔵庫、洗濯機、掃除機、テレビ、電話、などなど。
どれも、「あったら便利」どころではなく「なくては生活できない」物です。
停電になった時などはそれを痛感します。
うちはオール電化なので、停電しちゃうと本当に何も動かなくなってしまうので、怖いです。予備電源みたいなもの、買っておいたほうがいいんでしょうか。
私にとって生まれた時から家の中に当たり前にある家電達ですけど、
ばあちゃんはこれらを
30歳過ぎてから使い始めたらしいです。
それまでは手作業。。。
この前話してた、タライと洗濯板ですね。
掃除機はほうきとちりとりですか。
はたきとか。
お疲れ様です!!
冷蔵庫がないのはどうかと思いますけど。
大丈夫なんでしょうか、食材は。
聞いたところ、肉や魚は使う前に買って、使い切るスタイルだったようです。
豆腐なども。
野菜などは常温で保存できますしね。
ばあちゃんが30歳の頃住んでいたところの話をしてくれました。まだ冷蔵庫はありません。
おじいちゃんが転勤が多くて、5回ほど住居を移しているらしいです。
「あそこは冬は寒かったからなあ。
冬には白菜なんかそのまま出しておくと凍ってまうで、新聞紙や風呂敷で包んでおいたわ」
なんと、部屋で野菜が凍る!
むしろ保温が必要だと。
その部屋氷点下ですか。
部屋全体が冷蔵庫。
寒いーーー!
朝起きたら凍死しちゃってたら怖い。
電話は会社にかかってきたら呼び出しがきて、社宅から走って話しに行ったそうです。
慣れないうちは、喋るところと聞くところを逆さにしてしまって、
とっても恥ずかしい思いをしたそうです。
そんな、ベタなボケを( ´∀`)ノ
そういえば私が子どもの頃、家にまだ黒電話があって、
ダイヤルを回すとジーーーって戻るの楽しくて、
あのダイヤルが音を立てて戻っていくのがとても楽しくて。。
そして、洗濯機。
あれ、ばあちゃんが最初に買ったやつは、
上の方に2つのローラーが付いていて、洗った後にそのローラーに挟んで手動で回して脱水したそうです。
こんな感じ。
考えましたね!
すごいアイデアです。
洗濯槽の方は本当に回るだけですね。
ぐるぐる回すだけで本当に汚れは落ちるのかはさておき、洗濯物を全部放り込んで回すだけっていうのは画期的だったと思います。
1枚1枚手洗いしなくていいなんて!!みたいな。
これらの家電はばあちゃんが30歳すぎた頃から、
おじいちゃんの給料でボーナスが出るたびに少しずつ少しずつ買い揃えていったそうです。
まずは冷蔵庫、次のボーナスで洗濯機、その次のボーナスで、、
生まれた時から全て揃っていた私たちでも、最近の家電はどんどん進化しているので「こんなこともできるんだ」と驚いてしまいます。
全て手作業だった状態から、家電が家にやって来たときの感動はすごかったでしょうね。
目まぐるしい生活の変化だったんじゃないでしょうか。
そんなばあちゃんは、最近の家電にもいちいち良いリアクションをしてくれます。
スマホで電話しているのを見ては
「そんな小さな板みたいなやつで喋れるなんてなあ。」
「写真も撮れるんか」
「ゲームもできるんか!」
テレビのアンドロイドに音声でネット検索をしていたら
「テレビに話しかけて見せてくれるんか!!」
お風呂が「ふろ自動運転を開始します。お風呂の栓はしましたか?」と喋れば、「はい、しましたよー」と答えてます。かわいい。
電子レンジも洗濯機も終了するとメロディが流れるので、
「今のは何の音や!??」ってキョロキョロしてます。
キッチンのIHクッキングヒーターなんて、いっぱい喋りますからね。ばあちゃんは一人で使うのはちょっとイヤみたいです。
スイッチのところに手を置いているだけでピピピッて反応しちゃいますし。
なんか壊したら怖いって。
何にもなかった時代から、今のハイテクな時代へ。
ばあちゃんが生きた93年は本当に長いものだったと改めて思います。
それでは今回はここまで( ^ω^ )ノ