93歳、ばあちゃんの驚愕の昔話(トイレ)*お食事中の方、注意!
ある日、ばあちゃんがバクダン発言を落としました。
子ども達も一緒にいる時です。
*ここから延々とトイレの話が続きます。大丈夫な方のみ、お付き合いください。
「そう言やぁトイレも、昔は、玄関わきに置いてあるカメにおしっこをためていってのー。
うりうり(いっぱい、の方言)になったら畑にまくんじゃ。
わしが初めてパンツを買ってもらった7才の時に、そのカメに落ちてしまっての、おっかさんがあわてて助けてくれたもんやて。」
「え?」(*。*)
「な、なに? カメ?」
「ためるって?」(=、=;)
「畑にまく? 落ちた?」
「初めてのパンツが7才ってそれまでは何をはいてたの?」
ざわつく私達。
理解不能な内容に、我々の頭はハテナでいっぱいになりました。
突っ込みどころが多すぎて、何から聞けば良いのかも分からない!
「今のトイレは素晴らしいのう。ありがたいこっちゃ。
やれこい、トイレの話をしとったらトイレに行きたくなったわ」
よっこらせ、とばあちゃんはゆっくり立ち上がります。
ちょっと待って。
こんなナゾばっかりを残して立ち去らないで欲しい。
こっちは話の続きが気になってしょうがないって言うのに。
「ばあちゃん、トイレから出たらさっきのカメのパンツの話、もっかいくわしく話してねー」
トイレに向かうばあちゃんの背中に呼びかけます。
「わかったわかった」と答えながらばあちゃんは相変わらず腰を曲げてよいよいと歩いて行きます。ゆっくりと。
「そうそう、ぼっとん便所にはまった子もおってのう。
ウンがついたわーってみんな笑っとったわ」
「何!? ハマるって!
え? ちょっ、ばあちゃん、いいから早くトイレ行って戻って来てよ!」
「え、やだ怖い。聞くの怖い!」
新たに気になる言葉を残していきます。
早くと急かす私達の声に気づくと、両手を振って走る真似をしてみせます。
足の運びは全く速くなっていないんですけど。
お茶目さん。( ̄∇ ̄)
この後、小一時間かけて、話の続きを聞きました。
パンツはく前は、お姉さんのお古やおしめみたいな布をまいていたような、はいていたのかいなかったのか‥‥‥というあやふやな記憶しかないようです。
余計に気になったけど、はいてなかったとか言われても困るからそれ以上は聞かないことにしました。
きっと何かしらはいていたのでしょう。
衝撃的だったのは、
昔はどこの田舎のご家庭でも普通にあったという、
おしっこをためておく大きなツボ。
そんなの聞いたことない。絵本の昔話にも出てきませんよ!
おしっこは肥料として畑に撒くそうです。
それが玄関の土間のところにおいてあるってどうなんですか。すごいですね。
子どもの頃だけだったそうですが。
便器の下が深い穴があいている『ぼっとん便所』というものはご存知でしょうか。
私が、田舎の家で初めてそれを見た時、マジで怖いと思いました。
一見は普通の和式の便器なんですが、
便器の中に、真っ黒な闇が広がっているんです。
こわー(>、<;)!!!
洋式が当たり前で、和式も珍しい現代っ子には、ちょっと受け入れ難いと思います。
虫とか、臭いとか大丈夫なのとか考えると怖すぎ!
ネーミングもすごいですよね。
今の時代に生まれて来てよかった。
水洗トイレを考えてくれた人、作ってくれた方々、
どうもありがとうございます!
誰だか知らないけど昔のえらい人にお礼を言っておこうと思います。
それにしても、子どもが便器の中に落ちてう○ちまみれになっても、
「運(ウン)がついた」って笑ってるなんて。
昔の田舎の人達は、おおらかと言うか適当というか。すごすぎです。
ダジャレ言ってる場合か! とツッコむ人は不在だったんでしょうか。。